石田くみ子 ひとり芝居「陽炎」について

2004年10月初演の《陽炎》は、色々な所で公演してきましたが、吹田メイシアターでは、2011年と2015年に上演しました。

確か2015年の《陽炎》は、北村君で始まり北村君で終わったよね?と尋ねられたが、「それが2011年か2015年か自信がないから調べるね。」と家に帰って、2011年と2015年の《陽炎》のオープニングとエンディングを確認すると、北村で始まり北村で終わったのは、2011年でした。それまで《陽炎》は、一希で始まり一希で終わっていました。脇役だった北村にスポットを当てることで、7年後の成長した魅力的な北村が登場し、《陽炎》の続編となる《木漏れ愛》が北村君の主役で作られ2012年に上演されるのです。久しぶりに《陽炎》を観て感動で涙が出ました。

2015年の《陽炎》は一希で始まり一希で終わっていました。それは、2015年は、昼公演で一希主役の《陽炎》、夜公演で北村主役の《木漏れ愛》を上演するという、続編とはいえ一日に違う作品を二つ上演するという、凄い事をやったからです。しかも2時間15分と2時間30分という合わせて5時間近い上演時間の台詞をひとり芝居で!!! 5時間近い台詞を1人で演じきった【石田くみ子】はやはり妖怪??(笑)凄すぎる!! 二作品をやり遂げた私達もスタッフ凄いと思いました。  スタッフAKIこと:村田明子